仲介会社によって紹介される物件が違う理由|希望物件に出会うコツ
2026/09/15
店舗やオフィスを探している方から、
「不動産会社によって紹介される物件は違うの?」
「どこの不動産会社に問い合わせても、同じ物件が出てくるのでは?」
「ポータルサイトで自分で探すのと、不動産会社に探してもらうのは何が違う?」
といったご質問をいただくことがあります。
確かに、同じ物件が複数の不動産会社や不動産ポータルサイトに掲載されていることは珍しくありません。
しかし実際には、仲介会社によって紹介できる物件や、最初に提案される物件が異なることがあります。
特に店舗・オフィスなどの事業用賃貸では、住居とは少し異なる物件情報の流れがあります。
今回は、なぜ仲介会社によって紹介される物件が違うのか、そして希望条件に近い店舗・オフィスに出会うためにはどうすればよいのか、不動産会社の視点から解説します。
不動産会社ならすべての物件を紹介できる?
まず知っておきたいのは、
「世の中にあるすべての募集物件を、すべての不動産会社が同じタイミングで把握しているわけではない」
ということです。
不動産会社は、
- 不動産会社間の情報ネットワーク
- 不動産ポータルサイト
- 管理会社・貸主からの情報
- 自社で直接募集を依頼された物件
- 他の仲介会社から届く物件情報
など、さまざまなルートから募集情報を収集しています。
どの情報網を利用しているか、どのエリアで営業しているか、どのような物件を日常的に扱っているかによって、把握している情報にも違いが出てきます。
理由① 利用している物件情報・募集媒体が違う
不動産会社は1つのサイトだけを見て物件を探しているわけではありません。
事業用賃貸では、一般のお客様が閲覧できるポータルサイトだけでなく、不動産会社向けの情報や、店舗物件に特化した募集媒体なども利用されています。
そのため、
A社では把握しているけれど、B社ではまだ把握していない物件
が出てくることがあります。
反対に、B社が日頃から取引している管理会社から新しい募集情報を受け取り、A社より先に把握することもあります。
理由② 貸主様から直接募集を依頼されている物件がある
ここは大きな違いです。
不動産会社の中には、貸主様から直接、
「この店舗を募集してほしい」
「空室になったので次のテナントを探してほしい」
と依頼を受けている会社があります。
このような物件では、募集条件や貸主様の希望について、募集を直接担当している会社が詳しく把握していることがあります。
例えば、
「飲食店はどの程度まで相談できるのか」
「この業種なら貸主様に相談できそうか」
「フリーレントの相談余地はあるか」
「どのようなテナントを希望しているのか」
などです。
募集図面だけでは分からない情報があることも、事業用賃貸の特徴です。
理由③ 得意なエリアが違う
店舗・オフィス探しでは、仲介会社の得意エリアも重要です。
例えば日本橋・人形町周辺を日常的に扱っている会社であれば、
- どの通りに店舗が多いか
- 平日と休日の人通り
- オフィス需要
- 飲食店が集まる場所
- 駅ごとの特徴
- 周辺賃料の傾向
などを把握している可能性があります。
単に、
「中央区で20坪、50万円以内」
と検索するだけではなく、
「この業態なら、この通りも候補になります」
「人形町だけでなく浜町まで広げると条件に合う物件があります」
といった提案ができることもあります。
希望物件に出会うためには、物件数だけでなくエリアを理解している仲介会社へ相談することも重要です。
理由④ 得意な物件・業種が違う
不動産会社にはそれぞれ得意分野があります。
- 住宅中心
- オフィス中心
- 店舗中心
- 飲食店舗に強い
- 倉庫・工場に強い
- 大型オフィスに強い
などです。
店舗物件の場合は、単に空室を紹介できればよいわけではありません。
例えば飲食店なら、
- 排気
- 給排水
- ガス
- 電気容量
- グリストラップ
なども重要です。
美容室なら給排水、ジムなら床荷重や振動、クリニックなら用途や設備など、業種によって確認ポイントが変わります。
そのため、希望する業種の仲介経験がある会社へ相談することも物件探しのポイントです。
理由⑤ まだインターネットに掲載されていない物件がある
物件の募集が始まったからといって、その瞬間にすべてのポータルサイトへ掲載されるわけではありません。
貸主様から募集依頼を受け、
募集条件を決める
↓
募集図面を作成する
↓
不動産会社へ情報を流す
↓
各ポータルサイトへ掲載する
という流れになることがあります。
そのためタイミングによっては、
募集は始まっているけれど、まだ一般の不動産サイトには掲載されていない
という物件もあります。
日頃から希望条件を不動産会社へ伝えておけば、このような新着情報が入った段階で紹介してもらえる可能性があります。
「未公開物件」なら必ず良い物件とは限りません
ここは誤解しないよう注意が必要です。
「未公開物件」
「ネット掲載前」
という言葉を見ると、それだけで特別に良い物件のように感じるかもしれません。
しかし、
公開されていない=条件が良い
という意味ではありません。
賃料、立地、設備、契約条件などを通常の募集物件と同じように確認する必要があります。
重要なのは「未公開」という言葉ではなく、自分の事業に合っている物件かどうかです。
同じ物件を複数の不動産会社が紹介することもある
反対に、複数の不動産会社から同じ物件を紹介されることもあります。
これは珍しいことではありません。
貸主側の不動産会社が広くテナントを募集するため、複数の仲介会社へ情報を公開しているからです。
そのため、
「別の会社でも同じ物件を見ました」
ということが起こります。
この場合、物件そのものは同じです。
ただし、仲介会社によって、
- 業種についての確認
- 条件交渉
- 内見時の確認
- 契約内容の説明
- 開業スケジュール
- 内装・設備についてのアドバイス
など、契約までのサポートには違いがあります。
「何件物件を持っているか」だけで仲介会社を判断しないことも大切です。
複数の不動産会社へ問い合わせた方がいい?
物件探しを始めたばかりの段階では、複数のサイトや不動産会社から情報収集すること自体に問題はありません。
ただし、10社、20社と同時に問い合わせをすると、同じ物件が何度も届き、かえって情報整理が難しくなることがあります。
また、希望条件を十分に伝えないまま、
「良い物件があったら送ってください」
だけでは、不動産会社側も何を「良い物件」と判断すればよいのか分かりません。
ある程度探してみたら、自分の希望や事業内容を理解してくれる仲介会社を見つけ、継続的に相談する方法もおすすめです。
希望物件に出会うコツ① 条件を具体的に伝える
不動産会社へ相談するときには、
「人形町で店舗を探しています」
だけではなく、
- 希望エリア
- 賃料上限
- 必要面積
- 階数
- 業種・業態
- 営業時間
- 開業希望時期
- 必要な設備
- 1階必須なのか
- 駅距離の希望
などを伝えましょう。
条件が具体的であるほど、仲介会社も候補を絞り込みやすくなります。
希望物件に出会うコツ② 「絶対条件」と「希望条件」を分ける
物件探しが長期化する方に多いのが、すべての条件を必須にしてしまうケースです。
例えば、
絶対条件
「飲食店として営業できる」
「賃料50万円以内」
「20坪以上」
希望条件
「1階が理想」
「駅徒歩3分以内が理想」
「居抜きならさらに良い」
というように分けます。
すると、
「徒歩5分だけれど条件の良い物件」
「2階だけれど視認性の高い物件」
なども候補として検討できます。
不動産会社にも、
「ここだけは譲れない」
という条件を伝えておくと、より精度の高い提案を受けやすくなります。
希望物件に出会うコツ③ 問い合わせ物件が終了していても条件を伝える
インターネットで気になる物件を見つけて問い合わせたところ、
「すでに申込みが入っています」
「募集終了しました」
と言われることもあります。
店舗・オフィスでは珍しくありません。
しかし、そこで問い合わせを終わらせてしまうのは少しもったいないかもしれません。
その物件を選んだということは、
- エリア
- 賃料
- 面積
- 階数
- 雰囲気
など、希望条件を不動産会社へ伝える重要な材料になります。
「この物件と似た条件で探しています」
と伝えておけば、別の物件を提案してもらえる可能性があります。
希望物件に出会うコツ④ 新着情報を継続して探してもらう
店舗物件はタイミングも重要です。
今日条件に合う物件がなくても、来週新しい募集が出る可能性があります。
そのため、
「今掲載されている物件の中から選ぶ」
だけではなく、
「希望条件を登録して、新しい物件が出るのを待つ」
という探し方も有効です。
開業まで時間に余裕がある場合ほど、この方法をおすすめします。
希望物件に出会うコツ⑤ エリアを少し広げてみる
希望駅を1駅だけに限定すると、候補が非常に少なくなる場合があります。
例えば人形町周辺で探している場合でも、
- 水天宮前
- 浜町
- 小伝馬町
- 日本橋
などまで広げることで、候補物件が増える可能性があります。
重要なのは駅名そのものではなく、
「なぜそのエリアを希望しているのか」
です。
来店客の利便性なのか。
オフィスから近いことなのか。
人通りなのか。
賃料なのか。
目的が分かれば、仲介会社から別エリアを提案できることがあります。
ポータルサイトで探す+不動産会社に探してもらう
おすすめなのは、どちらか一方に限定しない方法です。
自分でもポータルサイトを確認しながら、不動産会社にも希望条件を伝えておく。
この方法なら、
自分で見つけた物件
と
仲介会社から提案される物件
の両方を比較できます。
気になる物件があれば、
「この物件は取り扱えますか?」
と相談してみるのもよいでしょう。
レジスタでは複数のルートから店舗・オフィスを探します
レジスタ合同会社では、東京都中央区を中心に東京23区の店舗・オフィスの仲介を行っています。
弊社が運営するテナントショップ人形町への掲載だけでなく、複数の不動産情報媒体や不動産会社間の情報を活用しながら物件をお探しします。
また、貸主様から直接テナント募集をご相談いただく物件もあります。
そのため、
「問い合わせた物件がすでに決まっていた」
という場合でも、そこで終了するのではなく、希望条件をお聞きしたうえで別の候補をお探しすることが可能です。
まとめ|「物件を探す会社」ではなく「希望を理解してくれる会社」を見つける
仲介会社によって紹介される物件が違うのは、
- 利用している情報ルート
- 貸主様から直接受けている募集
- 得意エリア
- 得意な物件・業種
- 新着情報を把握するタイミング
などが異なるためです。
一方で、同じ募集物件を複数の不動産会社が取り扱っていることも珍しくありません。
だからこそ、
「どの会社が一番たくさん物件を持っているか」だけで選ぶ必要はありません。
大切なのは、
自分の事業内容や希望条件を理解し、条件に近い物件を継続して探してくれる仲介会社を見つけることです。
レジスタ合同会社では、
「まだ具体的な物件は決まっていない」
「問い合わせた店舗がすでに成約済みだった」
「希望条件だけ伝えて探してほしい」
という段階からでもご相談いただけます。
店舗・オフィスをお探しの際は、
希望エリア・業種・広さ・賃料・開業時期などをお聞かせください。
現在募集中の物件だけでなく、新着情報も含めて、ご希望に近い店舗・オフィス探しをサポートいたします。
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住所:
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日本橋人形町でオフィス物件を仲介
日本橋人形町にて店舗物件を仲介
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